有限会社は、かつて有限会社法によって認められていた会社形態です。

しかし、平成18年の会社法施行に伴い有限会社法は廃止され、現在は有限会社を新たに作ることはできません。

かつての有限会社は、株式会社として取り扱われることとなっています。

もっとも、商号は有限会社某のままであるため、正式に株式会社と称するには、商号を変更して株式会社へ移行する手続が必要です。

なお、一度株式会社へ移行すると、有限会社へは戻すことができません。

役員の任期がなく、有限会社法が廃止されて10年以上が経ち、有限会社は老舗のイメージもあることから、移行するにあたっては、株式会社のメリットの他、有限会社のメリットについても一考する必要があります。

手続きについて

有限会社が株式会社になるには、株主総会の特別決議で商号を株式会社某とする旨の定款の変更をし、移行の登記を行います。

この移行の登記は、商号変更による旧来の有限会社の解散の登記と、商号変更による株式会社の設立の登記の2つの登記により行います。

このため、登録免許税は2件分で少なくとも6万円がかかります。

登記事項については、役員の任期や同時に変更できる事項等複雑な面もあり、できれば司法書士に相談していただければと思います。